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日本人宇宙飛行士は現在何人?歴代14名と現役6名を一覧で解説

宇宙探査・有人宇宙

この記事のポイント

日本人宇宙飛行士は2026年時点で宇宙へ行った人が14名、現役のJAXA所属が6名。1990年に秋山豊寛が初飛行し、若田光一が最多5回を記録した。2024年10月に13年ぶりの新人が加わり、アルテミス計画で日本人2名の月面着陸をめざす。

日本人宇宙飛行士は現在何人?歴代14名と現役6名を一覧で解説

「日本人宇宙飛行士は今までに何人いて、どんな人が活躍しているのか、これから月をめざす動きも含めて知りたい」

こうした疑問に答えます。

本記事の内容

  • 宇宙へ行った日本人14名と現役6名の整理
  • 歴代の飛行士が残した主な功績と女性飛行士の歩み
  • 月面着陸をめざす今後の展望

日本人宇宙飛行士は、2026年時点で宇宙へ到達した人が14名、現役のJAXA所属が6名です。

本記事を読むことで、人数の数え方から歴代の功績、これからの展望までが一度に整理できます。宇宙開発が月へと広がる時代の全体像をつかむために、ぜひ最後まで読み進めてください。

日本人宇宙飛行士は何人いるか

日本人宇宙飛行士の人数は、そもそも宇宙飛行士とは何かという定義や数え方によって答えが変わります。「これまで宇宙へ行った日本人」と「現役のJAXA宇宙飛行士」を分けて考えると、混乱せずに整理できます。

2026年時点で、宇宙へ到達した日本人は14名です。一方、いまJAXAに所属して活動を続ける現役の宇宙飛行士は6名になります。

宇宙へ行った日本人は14名

これまでに宇宙へ到達した日本人は、2026年時点で14名です。1990年にソユーズで飛び立った秋山宇宙飛行士(秋山豊寛氏)を最初に、35年をかけて積み重ねてきた人数になります。

14名のうち、JAXAに所属して宇宙へ行った飛行士は11名です。残る3名は、報道記者や実業家として宇宙を訪れた民間人にあたります。1990年の初飛行から、日本の有人宇宙活動が着実に積み重ねられてきた歴史を示す人数です。

現役のJAXA宇宙飛行士は6名

現役としてJAXAに在籍する日本人宇宙飛行士は、2026年時点で6名です。星出彰彦氏、油井亀美也氏、大西卓哉氏、金井宣茂氏、諏訪理氏、米田あゆ氏の6名が、次のミッションに向けて活動を続けています。

このうち諏訪氏と米田氏は、2024年10月に認定されたばかりの新人です。宇宙へ行った14名と現役6名は範囲が異なるため、ニュースで見かける人数の違いはこの区別から生まれます。

職業宇宙飛行士と民間参加者の違い

日本人が宇宙へ行く道は、JAXAの職業宇宙飛行士になる方法と、費用を負担して民間人として搭乗する方法の2つに分かれます。両者は選抜の有無や役割が大きく異なります。

職業宇宙飛行士は、JAXAの選抜試験に合格し、長期の訓練を経てミッションに臨みます。民間参加者は、選抜を経ずに滞在費用を負担し、限られた期間を宇宙で過ごす立場です。

区分選抜主な役割該当する日本人
職業宇宙飛行士JAXAの選抜試験に合格実験や船体の運用、船外活動毛利衛氏、若田光一氏ほか11名
民間参加者なし(費用を負担)短期滞在や独自の活動秋山豊寛氏、前澤友作氏、平野陽三氏

歴代の日本人宇宙飛行士が残した功績

歴代の日本人宇宙飛行士は、それぞれの時代で世界に誇れる記録を残してきました。日本人初の宇宙飛行から、国際宇宙ステーションの船長就任まで、着実に活躍の幅を広げています。

ここでは、日本の有人宇宙開発を象徴する飛行士の功績を、時代を追って紹介します。名前とともに、何を成し遂げたのかを整理すると歴史がつかみやすくなります。

日本人初の宇宙飛行を果たした秋山豊寛

日本人で初めて宇宙へ行ったのは、TBS(東京放送)の記者だった秋山豊寛氏です。1990年12月にソユーズTM-11で旧ソ連の宇宙ステーション「ミール」へ向かいました。

この飛行は、報道機関が費用を負担した世界初の商業宇宙飛行として知られています。JAXAの職業宇宙飛行士ではなく、民間人として宇宙へ到達した点も日本人の中で特徴的です。

スペースシャトル時代を切り開いた飛行士

日本人として初めてスペースシャトルに搭乗したのは、毛利衛氏です。1992年9月にエンデバー号のミッションに参加し、宇宙環境を生かした実験に取り組みました。

続く土井隆雄氏は、1997年に日本人として初めて船外活動を経験しています。宇宙服を着てシャトルの外で作業したこの一歩が、日本人の宇宙での役割を大きく広げました。

国際宇宙ステーション時代を支えた飛行士

国際宇宙ステーションの時代に入ると、日本人は長期滞在の中心的な担い手となります。野口聡一宇宙飛行士は、スペースシャトル、ソユーズ、クルードラゴンという3種類の宇宙船すべてに搭乗した数少ない飛行士です。

星出彰彦氏は、2021年に日本人として2人目の国際宇宙ステーション船長を務めました。複数の日本人が船長を任される実績は、各国からの信頼の高さを物語っています。

日本人最長の宇宙滞在を記録した若田光一

日本人宇宙飛行士の中で、最も多く宇宙へ行ったのが若田光一氏です。1996年の初飛行から通算5回のミッションを経験し、日本人最多の飛行記録を持ちます。

累計の宇宙滞在日数は約505日で、これも日本人として最長の記録です。2014年には日本人として初めて国際宇宙ステーションの船長に就任し、多国籍のクルーを率いました。

日本人女性宇宙飛行士の歩み

日本人女性の宇宙飛行士は、これまで宇宙へ行った人が2名、認定を受けた人を含めると3名です。人数は多くありませんが、いずれも世界的な記録や新しい時代の象徴となっています。

ここでは、日本人女性宇宙飛行士の歩みを、認定された順に紹介します。それぞれの経歴を知ると、女性が宇宙で担ってきた役割が見えてきます。

アジア初の女性宇宙飛行士である向井千秋

日本人女性で初めて宇宙へ行ったのは、向井千秋氏です。1994年にスペースシャトル・コロンビア号に搭乗し、アジア出身の女性としても初の宇宙飛行士となりました。

医師の資格を持つ向井氏は、宇宙で生命科学の実験を数多く担当しています。1998年にはディスカバリー号で2度目の飛行を果たし、向井千秋宇宙飛行士としての活躍を世界に示しました。

2人目の女性宇宙飛行士である山崎直子

日本人女性として2人目に宇宙へ行ったのが、山崎直子氏です。2010年にスペースシャトル・エンデバー号に搭乗し、国際宇宙ステーションへの物資輸送ミッションに参加しました。

山崎氏は、ロボットアームの操作や補給物資の管理を担当しています。子育てと訓練を両立しながら宇宙をめざした姿は、多くの人の関心を集めました。

3人目として認定された米田あゆ

2024年10月に認定された米田あゆ氏は、日本人女性として3人目の宇宙飛行士です。東京大学医学部を卒業した医師で、現役の女性飛行士としては唯一の存在になります。

米田氏はまだ宇宙飛行を経験していませんが、将来のミッションに向けて宇宙ヘルメットの着用など実践的な訓練を続けています。月をめざす時代の新しい担い手として、活躍が期待されています。

現役で活躍する日本人宇宙飛行士

現役の日本人宇宙飛行士は、2026年時点で6名です。ベテランと新人が入り混じり、国際宇宙ステーションから月をめざす時代への橋渡しを担っています。

ここでは、現役6名の顔ぶれを、経歴や立場ごとに整理します。誰がどの段階にいるのかを知ると、今後のミッションの見通しも立てやすくなります。

ベテランとして活動を続ける4名

現役6名のうち、すでに宇宙飛行を経験しているベテランは4名です。星出彰彦氏、油井亀美也氏、大西卓哉氏、金井宣茂氏が、豊富な経験を生かして活動を続けています。

星出氏は国際宇宙ステーションの船長を務めた実績を持ちます。油井氏と大西氏、金井氏も、それぞれ長期滞在を経験し、地上と宇宙での交信方法の確立など様々な任務を通じて後進を支える役割を担っています。

氏名主な経歴
星出彰彦氏日本人2人目の国際宇宙ステーション船長
油井亀美也氏航空自衛隊のテストパイロット出身
大西卓哉氏全日空のパイロット出身
金井宣茂氏海上自衛隊の医官出身

13年ぶりに認定された新人2名

2024年10月には、過酷な宇宙飛行士選抜試験を突破した13年ぶりの新人として、諏訪理氏と米田あゆ氏の2名が認定されました。長く新規の認定がなかったため、大きな注目を集めた出来事です。

諏訪氏は地球科学の博士号を持ち、世界気象機関や世界銀行での勤務経験を持つ異色の経歴の持ち主です。米田氏は東京大学医学部を卒業した医師で、2名とも将来のミッションに向けて訓練に励んでいます。

古川聡の退職による6名体制

現役の人数は、2026年に入って変化しました。長く活躍してきた古川聡氏が2026年3月末でJAXAを退職し、現役の宇宙飛行士は6名体制へと移りました。

古川氏は医師出身で、国際宇宙ステーションへの2度の長期滞在を経験しています。世代交代が進む中で、ベテランの経験を新人へ引き継ぐ流れが強まっています。

日本人宇宙飛行士の今後の展望

日本人宇宙飛行士は、2026年時点で大きな転換期を迎えています。活動の舞台が地球を周回する軌道から、月やその先へと広がりつつあるためです。

ここでは、これからの日本人宇宙飛行士に待つ舞台を、月面着陸、国際宇宙ステーション後、民間の宇宙飛行という3つの視点で見ていきます。

アルテミス計画で目指す月面着陸

これからの日本人宇宙飛行士にとって、最大の目標が月面着陸です。日米両政府の合意により、アメリカが主導するアルテミス計画で日本人2名が月面に降り立つことが決まっています。

実現すれば、アメリカ人以外で初めて月に立つのは日本人となる見通しです。最初の機会は2028年ごろのミッションが目標とされていますが、計画の進み具合によって前後する可能性があります。

国際宇宙ステーション後の活躍の場

長年活動の中心だった国際宇宙ステーションは、2030年に運用を終える予定です。その後の日本人宇宙飛行士の活躍の場は、月と、民間が運営する新しい宇宙ステーションへ移っていきます。

月の周回軌道には、有人拠点「ゲートウェイ」の建設が計画されています。日本もこの拠点や商業宇宙ステーションの利用に加わり、飛行士が活動を続ける環境を整えようとしています。

広がる民間人の宇宙飛行

宇宙へ行く道は、職業宇宙飛行士だけのものではなくなりつつあります。2021年には実業家の前澤友作氏が、平野陽三氏とともに国際宇宙ステーションへ滞在し、日本人初の民間宇宙旅行を実現しました。

民間企業による宇宙輸送や宇宙ステーションの開発が進めば、宇宙を訪れる日本人はさらに増える見通しです。職業宇宙飛行士と民間参加者の両輪で、日本人が宇宙で活躍する時代が近づいています。

まとめ:日本人宇宙飛行士は歴代14名で現役6名が活躍中

本記事では、日本人宇宙飛行士の人数の整理から、歴代の功績、女性飛行士の歩み、現役6名の顔ぶれ、そして月をめざす今後の展望まで解説してきました。宇宙へ行った日本人は2026年時点で14名を数え、いまJAXAで活動を続ける現役は6名です。

本記事のポイントをおさらいします。

本記事のポイント

  • 宇宙へ行った日本人は14名、現役のJAXA所属は6名
  • 秋山豊寛から若田光一まで歴代の飛行士が記録を積み重ねた
  • アルテミス計画による月面着陸へ活躍の場が広がっている

人数の数え方や歴代の功績を整理できたことで、日本人宇宙飛行士の全体像がつかめたのではないでしょうか。

活躍の舞台は国際宇宙ステーションから月へと広がり続けており、最新の動向を追うことがこの分野への理解を深める一歩になります。宇宙開発や宇宙ビジネスについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ当メディアの情報もあわせてご活用ください。

宇宙飛行士 日本人に関するよくある質問

参考文献

  1. JAXA宇宙飛行士|JAXA 有人宇宙技術部門
  2. データで見る有人宇宙活動|JAXA 有人宇宙技術部門
  3. 2030年までの国際宇宙ステーション運用延長に日本が正式に参加表明|JAXA 有人宇宙技術部門

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執筆者

Space With 編集部
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編集部

「宇宙ビジネスを、ビジネスとして読む。」をコンセプトに、国内外の宇宙産業(衛星・ロケット・宇宙データ・月面開発等)の動向を追う専門記者・アナリスト集団。AI時代に信頼される一次情報源を目指し、ファクトとデータに基づく客観的な分析・解説を日々お届けします。

監修者

Space With リサーチチーム
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リサーチチーム

専門アナリストらと提携し、データ収集・分析を行うSpace Withの専門調査部門。国内外の宇宙政策、政府予算、資金調達動向、技術トレンドの定量的な分析とファクトチェックを行い、本メディアが配信する情報の信頼性と客観性を担保します。

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